日本に来てびっくり、森がものすごくたくさんあるではないですか。 これを見て私は、日本がいっぺんに嫌いになりました。
これが理由で、日本嫌いになる(反日感情を募らせる)留学生がたくさんいることを忘れないでください」。 このように、発展途上国の人たちで日本のような物質的繁栄を望んでいるのは、一部のエリートたちと彼らによって影響を受けた人々にすぎません。
いずれにしてもそれほど多くは存在していません。 しかも彼らは、物質的繁栄の光の部分だけを見ているようです。
いま私たちは、「途上国は経済発展をスローダウンさせろ。 二酸化炭素を途上国も削除しろ」とか言う前に、物質的繁栄の影の部分、たとえば「家族の分断、老人問題、いじめや少年犯罪の場加、公害問題」などの現実を発展途上国の人たちに赤裸々に話すことが必要です。
そして、「これらの問題はあなたたちの国でも現実になっているではありませんか。 しかも、これらは都市部の発展とともに増大しているのではありませんか」と問題提起し続けることが大切だと思います。
私たちにできること、便利、快適な暮らしを見直そう。 「夏は涼しく、冬は暖かく過ごしたい」「もっと速く、もっと遠くまで移動したい」「もっとおいしいものを食べたい」。
このように人間は、自然のあり方とは反対方向に進もうとしているようです。 自然と反対の方向に進もうとするから無理をする。
無理をするとき、人間の力では限界があるからたくさんのエネルギーを使う。 エネルギーを使うと二酸化炭素が増え、温暖化が進む。
確かに二酸化炭素の排出量は、経済や生活のレベルが上がるほど増えています。 経済や生活のレベルを上げるということは、便利快適を追求し続けるということにほかなりません。

やはり、地球温暖化の根本原因は、特に先進国の人間の便利快適志向にあるようです。 ひとり当たりの二酸化炭素の排出量を見ても、先進国はインド・中国などの十倍から数十倍も多いのです。
日本は過去40年間で電気の消費量が20倍、自動車の数が50倍も増えました。 しかも、先進国はさらに経済拡大を目指し、途上国も先進国に仲間入りしようと「追いつき、追い越せ!」をスローガンにして頑張っています。
このままでは、地球温暖化のスピードがますます速まることは確実です。 ここで、「地球温暖化で水没の危機にさらされるモルジブなどの小さな島国の人たちは、もともと二酸化炭素をあまり出していない」ということに、注目してください。
そこに住む人たちは、「もし私たちが、二酸化炭素を先進国並みに排出していて国が沈むのならば自業自得でしょう。 しかし、私たちの国には車も工場も少なくて、ほとんど二酸化炭素を出していません。
どうして私たちの国が、大重の二酸化炭素を排出している先進国によって沈められなければならないのですか」と訴えているのです。 私たち先進国の人間は、この声を真剣に受け止めて、「もし自分の国がそのような状況だったらどうしよう?」と考える必要があります。
私たちは、便利快適の暮らしを早急に見直さなければならないのではないでしょうか。 二酸化炭素の9割削減は可能か?では、地球温暖化を止めるために、私たちは何をしなければならないのでしょうか?IPCCは、『地球温暖化第二次レポート』の中で次のように言っています。

二酸化炭素濃度を現在のレベルで安定化させるためには、そのレベルをただちに50〜70%削減し、さらに削減を強化していく必要がある。 1997年に京都で開催された「地球温暖化防止会議(正確には、気候変動枠組条約第三回締約国会議)」で、「2010年前後に温室効果ガスを先進国全体で1990年と比べて5.2%削減する」ことになりましたが、この程度では焼け石に水なのです。
1995年からすでに3年たっているので、いまの時点で考えると80%くらい二酸化炭素を削減しなければなりません。 しかも、IPCCは「さらに削減する必要がある」と付け加えています。
これらのことを考え合わせると、途上国の数十倍の二酸化炭素を放出している先進国は、現在の10分の1まで削減する必要があります。 つまり、9割削減です。
もし、これができなければ、地球は破局を迎える可能性が大きいのです。 ひとりの人間は、水の小さな一滴みたいなものです。
しかし、一滴の水が集まって海になるように、心をひとつにして知恵を出し合えば、きっと素晴らしい解決策が生まれると思います。 それにはまず自分から……。
知ったことを周囲の人に伝えることから始めてみてはいかがでしょうか。 オゾン層の破壊を止めよう。
オゾン層破壊の影響はすでに現れている。 最近、世界で皮膚ガンが急増しています。
特にメラノーマ(悪性黒色腫)という非常に死亡率が高い腫傷が急増していて、大変深刻な問題になっています。 オーストラリアでは、7年間で皮層ガンによる死亡率が2倍に増えています。
日本でも「メラノーマが18年間に7倍増えている」という報告があります。 動物にも異変が見られます。
身近なところでは、カエルがいなくなってきました。 これらの理由を調べてみると、オゾン層破壊に伴う有害紫外線の増加が原因と判明したのです。
オゾン層とは?オゾン層は、私たちの地球の上空20キロから25キロくらいのところに5キロくらいの幅で広がっています。 そして、太陽からの強い紫外線を吸収し、私たちを有害な紫外線から守ってくれています。

オゾン層のオゾンは、大気中の酸素が太陽からの強い紫外線を浴びることによって発生します。 オゾンは、オゾン浴などで健康に良いというイメージがありますが、これはごく微量の場合で、それ自体は猛毒です。
ところがこの猛毒であるオゾンが上空にあるときは、地球上の生物を守ってくれるのです。 オゾンは、地上にあるときは猛毒で光化学スモッグなどの原因となり、上空にあるときは生物を守ってくれるというわけです。
オゾン層破壊と紫外線オゾン層が全部なくなると、陸上の生物は何も生きられません。 しかし、いますぐには、そういうことは起こらないでしょう。
したがって、「オゾン層が薄くなるとどうなるか?」が当面の問題です。 研究の結果、分かったことは、オゾン層が薄くなると紫外線が増えるということです。
ただ、この紫外線というのは、オゾン層の破壊が始まる前とは違うものです。 私たちが「子どもは真っ黒のほうが健康的だ」とか「ビタミンDができるよ」と言っているのは、実は紫外線Aのことなのです。
紫外線はA、B、Cの3種類ありますが、AよりもB、BよりもCの方が生物にとっては危険です。 紫外線Cを長く浴びていると、生物は死んでしまいます。
このうち紫外線Cは、地球の40キロ以上の上空で大気に吸収され尽くされて、現在のところ地上には届いていません。 オゾン層が破壊されて降り注いでくる有害紫外線というのは、紫外線Bのことなのです。

オゾン層が薄くなる前は、紫外線Bはオゾン層を通るうちに吸収されて、ほとんど地上に届いていませんでした。 しかし近年、オゾン層が薄くなったために、紫外線Bの一部が地上に届きはじめたのです。
オゾン層はレースのカーテン地球は46億年前に誕生しました。 35億年前に海の中で最初の生命が誕生し、進化していきました。

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